前日(8/19)は自宅に着いた時刻は23時頃、翌朝も体力の回復を待って、余裕を持ち
サマーソニック東京2日目(8/20)に向かいました。
ところが観る予定だった「HY」のステージを見過ごしてしまい、自分のルーズさに呆れ、
深く後悔・反省することに。。
気をとり直して、昼食も済ませてから、BEACH STAGEで「Original Love」のステージを観に行きました。砂浜のBEACH STAGEには既に大勢の観客が集まり、「これは最後列から観ることになるかな」と思いましたが、観客同士がスペースを空けるように立っていた為、悠々と最前列近くまで移動することができました。BEACH STAGEは緩やかで余裕のある時間が流れる場所だったのかもしれません。
「Original Love」は個人的にも好きな曲が幾つもあり、今回のステージはとても楽しみにしていました。田島貴男さん達、出演者が登場し、演奏スタート。15時過ぎのBEACH STAGEはまだまだ相当暑かったです。
スウィートなメロディー、グルーヴが琴線に触れる上質な音楽が聴けてとても心地よかったです。
バンドメンバーを紹介の際も一人一人がソロを演奏したり、じっくりとミュージシャン各人の演奏に意識を集中したくなる音楽で、今回のフェスで観たことをきっかけに単独公演も観たいと思いました。
サマソニの後もあらためて「Original Love」の作品をよく聴いています。
<セットリスト>
Music, Dance&Love
フェイバリット
DEEP FRENCH KISS
接吻 kiss
bless You!
ソウルがある
この後、自分が観る予定としていた出演者は「Liam gallagher」と「Kendrick Lamar」で、それまでの時間は今年まだ一度も足を運んでいなかった幕張メッセを歩くことにしました。他にも観たい出演者は大勢いたのですが、タイムテーブルの関係で残念ながら諦めました。
幕張メッセも幾つかのステージが設置され、多くのお店が出店し、とても賑やか。
観客も大勢で、歩いて観て回るだけでも結構時間がかります。「Awitch」と「imase」のステージは少し観ることができました。普段自分は流行の音楽シーンも全くチェックしていないわけではないですが、基本的には自分が聴きたい音楽を聴いて、尚且つなるべくは今まで聴いたことがない音楽を聴くように、というスタンスでいるので、自分の知らなかった新進気鋭の出演者のステージを観ることは刺激を受けます。
この後、「女王蜂」のステージを観たかったですが、残念ながら「Liam Gallagher」の出演時間が近づきスタジアムに移動。前日とは違い、アリーナではなく、ステージから観てライト側の1階スタンド席に座りました。大体自分の観たいイメージ通りの席で、結果的に移動時間も丁度良かった気がします。
そして18時過ぎに「Liam Gallagher」のステージが始まるわけですが、出演前の演出も凄かったです。
巨大ディスプレイにLiamの過去ライブシーン等カットアップした動画に「RNR STAR」「SPIRITUAL」等の印象的な単語と大音量のSEを合わせたMVのような動画を流し、この時点でめちゃめちゃカッコよくてテンション上がりまくり。そして、Liamが今まさにステージに登場する姿を映し出し、演奏スタート。
いきなり”Morning Glory”、”Rock ‘N’ Roll Star”というoasisの黄金ナンバーから始まり、大盛り上がり。
今回のサマソニ前にLiam Gallagherのライブアルバム「Knebworth22」から”Champagne Supernova”の映像を観たのですが、その時から現在のLiamがボーカリストとしてとても好調なのではと感じていましたが、やはりコンディションも良いようで素晴らしい歌声を聴かせてくれました。
自分がロックを熱心に聴き始めた時期はまさにoasisが大活躍していた時期で、僕もoasisの音楽を聴き、雑誌の記事を読み、関連アイテムを販売している原宿のショップに行ったり、当時oasisは非常に大きい存在でした。
そしてLiam Gallagherの声は自分が観る景色や考えることにも大きな影響を与えるほどの非常に記憶に残る声でした。その声が現在においても昔と変わりなく、更にはもしかして過去最高といっても過言ではないほどに、今まさにサマーソニックという場で聴こえているという事実がとても嬉しかったです。
素晴らしい音楽を過去のものとせずに、現在もそしてこれからも聴くことができるだろうという確信感を感じられたからです。
それから”Wall of Glass”、”Better Days”、”Stand by Me”、”Roll It Over”、”More Power”というソロナンバーとoasisナンバーを両立させるという展開に。”Wall of Glass” ,”More Power”、”Once”等のソロナンバーも素晴らしかったし、”Stand by Me“や”Roll It Over”も素晴らしかった。
”Stand by Me“も”Roll It Over”もoasisに熱中している時期にリアルタイムで聴いた曲で、特に後者は2000年のリリース当時、自分が観た2000年の横浜アリーナ公演を思い出し感慨深かったです。※”Roll It Over”は当横浜アリーナ公演では演奏されていなかったようです。4thアルバムは重厚な演奏・サウンド、エモーショナルな歌声、深いメランコリックなムードに沈んでいける感覚で、個人的に思い入れが強いです。
oasisは最初の2枚のアルバムが非常に高く評価されていますが、振り返ると全てのアルバムに思い入れがありますし、そこかしこに素晴らしい曲があると思います。仮に個人的なベストアルバムの為に曲を選ぶなら、全アルバムから広範なセレクトになるだろうと思います。
そしてラストの2曲になる”Wonderwall”と”Champagne Supernova”は本当に感動的でした。
自分はLiam Gallagherの歌声をライブという場ではかなり久しぶりに聴いたし、一瞬一瞬を聴き逃したくないくらいの感覚でした。これほどの名曲を作ったoasisというバンドの凄さをあらためて感じました。
<セットリスト>
Morning Glory
Rock ‘n’ Roll Star
Wall of Glass
Better Days
Stand by Me
Roll It Over
More Power
Diamond in the Dark
The River
Once
Wonderwall
Champagne Supernova
年内に「Noel Gallagher」が予定している来日公演のチケットも幸運にも購入できたので、そのライブも楽しみです。oasisが解散しても、Gallagher兄弟がそれぞれにソロ活動とoasisの曲を歌い続けている事実は、リスナーとしても感動的です。でも、いつかはまたoasisとしてのライブを観たいという気持ちも個人的な本音です。
本日ラストに観た出演者は「Kendrick Lamer」です。最高だった「Liam Gallagher」のライブ後に「Kendrick Lamer」のライブを観れるなんて、この豪華さは凄いですね。アルバム” To Pimp a Butterfly”は僕も購入しましたし、素晴らしい作品と思います。
時間も19時を回り、スタジアムも大分暗くなりました。観客席が満席に近い状況だったかは分かりませんが、大観衆が集まり、とても注目されているライブであることはよく分かります。
派手な演出で始まった「Liam Gallagher」のライブとは異なり、ステージに一人「Kendrick Lamer」が登場し、ラップを開始しました。演奏は大音量で聴こえますが、ステージ上にはバンドは見えませんでした。
ステージ袖にバンドが見えたとライブ後にSNS上の情報を目にしました。
力強いラップと演奏が重なり、先進的でクリエイティブな音世界が現出します。
そして、ダンサー、演者がステージを小道具を操りながら旋回するようなパフォーマンスをしているように見えました。
自分は1階スタンド席にいましたが、ステージ上の様子ははっきりとは見えず、ただ非常にアーティスティックな表現である印象はありました。
ともかく「Kendrick Lamer」の音楽を聴けるこの貴重な時間を大切にしたい、心と体で感じたいという目標は達成できたかなと思います。素晴らしくパワフルなライブでした。
<セットリスト>
N95
ELEMENT.
A.D.H.D
(a cappella intro only)
King Kunta
Worldwide Steppers
Nosetalgia (Pusha T cover)
Backseat Freestyle
Swimming Pools (Drank)
m.A.A.d city
LOYALTY.
DNA.
Rich Spirit
HUMBLE.
Sidewalks (The Weeknd cover)
Count Me Out
Money Trees
Bitch, Don’t Kill My Vibe
Die Hard
LOVE.
Alright
Savior
こうして2023年サマーソニック東京の二日間を自分なりに体験したわけですが、酷暑の中、ハードな状況でもありつつも、多くの感動的な場面は今後も忘れられない思い出になりそうです。