2023年10月5日に豊洲PITでRex Orange Countyのライブを観ました。
とても盛り上がった素晴らしいライブでした。
Rex Orange Countyについては数年前に音楽雑誌の年間ベストアルバムリストに
「PONY」が選出されていたことで名前を知りました。
そして今年になって街のストア内で流れていた曲が気になり、Shazamで検索したところ
その曲がRex Orange Countyの”KEEP IT UP”でした。
シンプルな伴奏に60’s POPやR&Bのフィーリングも感じさせる良質なメロディー、
センス良く現代的なPOPとして聴かせる手腕に感心しました。
それからApple Musicで何曲か聴き、ポップソングのクリエイターとして安定して良い曲を作っている
という印象を持ちました。
そして来日公演情報を知り、僕がこれまで観てきたライブは既に有名になっているアーティストで聴き込んでいる場合が多かったですが、たまには新人のアーティスのライブを観ようという気分もあり、チケットを購入しました。
会場に到着すると、周りの観客は若く、人種も様々な外国人が多い印象でした。
満員に近い大勢の観客が集まり、ライブスタート。
Support ActはGrentperezです。
シドニーを拠点に活動するシンガーソングライター、プロデューサーで、本人もバンドメンバーも若い印象。感想は、陽がさんさんと降り注ぐ、または満天の星の下、海の砂浜で友達と集まって演奏しているところが思い浮かぶような音楽と思いました。会場も盛り上がっていたし、僕も若い世代の音楽を聴いてなかなか新鮮な感覚でした。
その後、Rex Orange Countyのライブが始まりました。
やや内省的なポップソングのシンガーソングライターという印象を個人的に持っていましたが
ライブを観た感想としては、パワフルでパフォーマンスも派手、華がある感じでした。
音楽も力強くて、これは今後更に人気を増していくのではと思わせる素晴らしいステージでした。
ライブの前に全アルバムではないものの、何十曲かさらっと聴いてはいましたが、セットリストの多くは初めて聴くような感覚、それでも十分に楽しめました。
かつて、例えばBlurが90年代前半から日本でも人気があり、何度も来日公演をしていましたが
その当時の僕はBlurのことを知らず、来日公演を観ることができませんでした。
ライブレポートを読むと、若々しくかなりハジけたライブをやっていたらしく、観れなかったことを残念に思ったものです。
Rex Orange Countyがこれからどういう活動の展開をするかは分かりませんが、将来的にビッグスターとなったとすれば、「若い時代のRex Orange Countyのライブを観た。」と後々語れるかもしれないと、そういうことを思ったライブでした。