2023年12月1日(日)はノエル・ギャラガーのライブを東京ガーデンシアターで観ました。
ノエル・ギャラガーがステージに立っている姿を観たのは2002年の代々木第一体育館でのオアシスのライブ以来です。オアシス解散後のノエル、リアムの活動も好きな作品は多かったですが、一昨年まではライブは観に行きませんでした。それが昨年はリアム・ギャラガーをサマーソニックで観て、今回はノエル・ギャラガーのライブを観ることになったわけです。
そして、ノエル・ギャラガーのライブはとても素晴らしかったです。
近作のソロアルバムはシンガロングの曲というより、サウンドと一体となり「体験する音楽」、「音楽の中で生きる」というような方向性に感じますが、ライブの場でもそれがよく伝わりました。
特に各曲が始まった時のイントロのサウンドが素晴らしい。
優しく温かく先鋭的なサウンドで、ノエル・ギャラガーが今こういう音楽性を指向することに納得するし、素晴らしいと思います。
それからバンドメンバーも皆の佇まいがカッコいい。大人っぽいロックンローラーという印象。
元オアシスで今回のライブにギタリストとして参加するゲム・アーチャーも元気そうで何より。
ノエル・ギャラガーのソロ曲もオアシスの曲も心地良く聴けたことが今日の全体的な感想です。
東京ガーデンシアターという会場はボブ・ディランのライブでも経験しましたが、座席が後方でもステージ迄近い印象です。上方に高い造りですね。ライブの場は時にハードな思いもしますが、この日はゆったりと座って音楽も心地良いし、安らかな気持ちでいられました。
そしてノエル・ギャラガーのアコースティックナンバーはやはり素晴らしく、「Half The World Away」のよく聴き馴染んだセンチメンタルな情感にグッときました。そしてアンコール2曲目の「Live Forever」はオアシスの原点となる曲でノエルが歌うバージョンは感慨深かった。ラストの「Don’t Look Back in Anger」は場内大合唱で大団円。
< セットリスト >
- Pretty Boy
- Council Skies
- Open the Door, See What You Find
- We’re Gonna Get There in the End
- Easy Now
- You Know We Can’t Go Back
- We’re on Our Way Now
- In the Heat of the Moment
- If I Had a Gun…
- AKA… What a Life!
- Dead in the Water
- Going Nowhere
- The Importance of Being Idle
- The Masterplan(Oasis cover)
- Half the World Away (Oasis cover)
- Little by Little
アンコール - Quinn the Eskimo (The Mighty Quinn) (Bob Dylan cover)
- Live Forever
- Don’t Look Back in Anger
今年はリアム・ギャラガーをサマーソニックで観て、今日はノエル・ギャラガーを観て、ボーカリストとしての個性の違いを強く感じました。リアムの歌は凄くパワフルでロックンロールシンガーとして途轍もない。ノエルの歌は温かく心地良く素晴らしい。
両者のライブのどちらも凄く良かったです。
いつかオアシスのライブをまた観たい気持ちは強くあるのですが、両者のソロでもオアシスナンバーは聴けるし、オアシスではソロの曲は演らないかなと思うと、こうしてソロのライブを観る機会というのもなかなか良いと思います。