会場はSGCホール有明、2026年3月27日開業の新しい施設
行きも帰りもりんかい線の東京テレポート駅を利用しました。
ライブの当日はなんとも期待感でいっぱいでした。
クラフトワークの大好きな曲は色々とあるのですが、詳しいわけではない。ただ、とにかく今日は未知の世界を観ることができそうな気がしていました。
結果はその期待を遥かに超える人生最高のライブの一つになった。
素晴らしいメロディー、ビート、多層的な音の重なり合い、最高の音響、それはクラフトワークの長年の研究と鍛錬の成果でもあるだろうし、会場が要求に応えるだけの高水準の環境を備えていたからでもあるだろう。
それに加えて、幾何学的なデザイン、前世紀の映像を挟んだり、形而上的なムード、現代美術的な色彩、まさに目を離せないほどの映像表現だった。
ビジュアルとサウンドを融和させて総合的なアートに昇華する意味において最高の水準に達していたといえるだろう。
メッセージ、根幹に流れるムードはミニマリズムとマキシマリズム、機械と人間、原初的、未来的、といった言葉が浮かぶ。
人類、世界の根源に触れることで現代社会のあり方を問いかけたり、空想的なコンセプトから新たなビジョンを獲得する。
AIが普及する現代において今尚、示唆に富む表現になっていた。
2進数の羅列、コンピューター、電卓、モールス信号等、
普段はITエンジニアの自分としてもクラフトワークからは気づきが多くありそうなのだった。
ライブの最後はスタンディングオベーション、万雷の拍手。
今も現役バリバリどころか更に進化を続けそうなクラフトワークなのだった。
間違いなく人類の歴史に残るであろう文化表現ということがよく分かった。あらためて各作品を聴き込み研究したいです。
<個人的にフェイバリットの曲>
Autobahn
1974年に発表した楽曲。同名タイトルの名作となったアルバムからのシングルカット、ヒット曲になっている。
Computer World
1981年リリースのアルバムタイトル曲
ジャケットデザインといい時代を感じさせるが
本質的に優れたサウンドと作曲が普遍的な魅力を持ち
とても心地いい。
Tour de France (Etape 1)
2003年リリース。サウンドもアップデートされテクノの大御所として期待に応える出来になったといえるだろう。

