2023年4月11日現在、まさに今日という日も、
大阪、東京、名古屋と続く日本公演の為に来日している
BOB DYLAN(ボブ・ディラン)について書きたいと思います。

これまで、僕はそこそこに数多くの音楽を聴いてきたかなと思っています。

その中でも特に熱心に聴いていたアーティストは、
その時々によって異なりますが、海外においては、THE BEATLES、OASIS、LED ZEPPELIN、THE ROLLING STONES、radiohead、GEORGE MICHAEL、MILES DAVIS、他大勢います。
日本においても、海外に負けないくらい熱心に聴いてきたアーティストが大勢います。

そして、その中でも特別な一人がBOB DYLANだったりします。
なぜ僕はBOB DYLANにそれほどの思い入れがあるのでしょうか。
「ポップミュージックの歴史上、ソングライターとして最も功績を残した人」
そういう意見に対して、BOB DYLANの音楽をあまり好まない人でも
その作詞・作曲の数々を知っていれば、同意するかもしれません。

しかし、そういった歴史的な相対的な位置づけではなく、BOB DYLANに対して
その音楽に対して、どう関わってきたか、だと思います。
BOB DYLANの音楽は、そしてその名曲の数々は、多くのアーティストにカバーされ、市井の人々によって(私を含む)、演奏され、歌われてきました。
今日も地球上で多くの人がBOB DYLANの音楽を演奏し、歌っているでしょう。


Bob Dylan ボブディラン / Freewheelin 【CD】


あたかも黄金律のようなメロディー、言葉の魔術師のように繰り広げる歌詞の世界、、音楽を分析するのは苦手ですが、BOB DYLANのそうした作詞・作曲の評価の高さは確固たるものです。
でも、そういうことではなく、BOB DYLANの音楽はリスナーに親近感も感じさせます。例え違う国、違う世代のリスナーに対しても。
その多くの詩曲は僕自身にとっても自然で大切な音楽です。
また、多くの詩曲は畏敬の念を抱くような音楽です。

BOB DYLANのCD・レコードを購入した時、聴いた時、口ずさんだ時、色々と評論的なことを思い巡らした時、他膨大な時間を思い出します。


Bob Dylan ボブディラン / Blood On The Tracks: 血の轍 【CD】

ハンサムで印象的なルックス(子供のようにも老人のようにも俳優のようにも)、ユニークで饒舌、奇妙でサイケデリック、冗談や気軽さが入り込めなそうな厳格な雰囲気、音楽や文学、絵画に対する探究心、家庭人としての顔、そうした多面的なDYLANの人柄、またDYLANの作品を愛する多くの人々によって作られた、DYLAN芸術を巡る世界、そうした中でリスナーはDYLANワールドに夢中になっていくのだと思います。

長いキャリアの中でDYLANの音楽は多くの変遷を辿ってきました。
手練れのミュージシャンとともに磨き抜かれたサウンドを聴かせることもあれば
ギター一本でだみ声で歌い、ときには笑い声や鼻をすするような音まで聴かせる。
歌詞の世界も、哲学的で世界のあらゆることを知った賢者のようだったり
思いついた言葉を体裁も整えず、思いつくままに歌っているだけでは、という時もあったり、子供の空想世界のようだったり、強い信念で社会の不正を告発するようなプロテスタントソングの旗手として(本人が望んでいなかったとしても)信望が集まったり、ソングライティングのお手本のようだったり、創造の泉が枯れることなく何番までも続く物語だったり、英語が分からなくても歌詞カードを読んで聴くと更にその意味を理解できます。

時としてボブ・ディランに対してはその批評も賛否が分かれることも少なくなかったかもしれませんが、キャリア全体を(僕はほんの一部しか知りませんが)総括すると、とてつもない偉業を達成した人と考えて間違いないと、僕は思っています。

僕はBOB DYLANの音楽をレコード、CD、配信、DVD、色々なメディアで聴いてきました。ディスクレビューやインタビュー、DYLAN関連本も数多く読んできました。それらについては後日また色々と書いてみたいと思います。


【送料無料】 Bob Dylan ボブディラン / No Direction Home: Bob Dylan: A Martin Scorsese Picture: (Deluxe 10th Anniversary Edition) 【DVD】


また、ライブを数回観ましたが、回によって異なる内容ではあったものの、今まで僕が観た全てのライブの中でも最高級の内容だったと記憶しています。

そして、4月14日(金)に僕は東京ガーデンシアターでBOB DYLANのライブを観る予定になっています。とにかく楽しみで嬉しく、体の内から幸福感が沸き上がる思いです。



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