2023年の夏、東京では毎日、まさに夏といった晴天が続いています。
個人的に今年は例年に比較してかなりハイペースにライブを観ていますが、
サマーソニック東京2023 2daysも観ることになりました。
理由はBlurとLiam Gallagherの出演が大きかったですね。 

サマーソニック東京2023 (8/19) を観た個人的感想を書きます。
前日は仕事後に渋谷で友人と飲み会、家に着いたのは24時近く、翌日の朝はゆっくりしていたいと
夏フェス対応のスケジュール感ではなく、翌朝も色々と用事を済ませて、疲れをとってから出発。

ですから、このサマソニの個人的感想文もサマソニを観て、しっかりと情報を記録したレポート等といったものとは程遠いです。一人の観客として個人的なサマソニ体験を書いたというだけです。

ともかく、正午前後に自宅を出発、海浜幕張駅に到着してからZOZOマリンスタジアムに直行、2daysリストバンドを着用、同行者がいない一人参加ですが、自由に行動出来て気楽です。
これまでサマーソニック、ソニックマニアを観たときは友人と一緒だったり、インターネット上で同行者を誘い合ったりして一人参加はしたことがなかったですが、スケジュールを自由に立てられるのは良いです。まぁ、同行者がいた時も観たい出演者によって一時別々、待ち合わせ等していましたが。
それから、会場に到着して待ち合わせする方が、僕のように到着時間が遅くて後悔する、なんてことがないかもしれません。

まずは[ALexandros]の公演を観るためスタジアム内に。
1階スタンド席は直射日光を浴びて強烈な暑さです。たまらずタオルを頭にかけて観賞。
[ALexandros]には個人的に好きな曲が何曲もあり、楽しみにしていたライブです。
映像的には青空のZOZOマリンスタジアムは綺麗ですが、当事者にとっては過酷な暑さであり、それでも[ALexandros]は大観衆を前に素晴らしいロックを聴かせてくれました。

※各出演者のセットリストはインターネット上の情報を引用させていただきました。
情報提供していただいた皆様、ありがとうございます。

-[ALexandros]setlist –
1. LAST MINUTE
2. Dracula La
3. Waitress,Waitress!
4. Girl A
5. we are still kids & stray cats
6. 閃光
7. ワタリドリ

ライブ後の昼食となりましたが、「ソニ飯」としてラインナップされた各店舗のメニューはバラエティ豊かです。
ですが、あまりの暑さとスケジュール的に色々なお店を観て回る余裕はなく、スタジアム前のお店の中からケバブを購入しました。美味しかったです。

食後のスケジュールを考えると、できるだけ長い時間ライブを観たいという点を重視して
スタジアムにずっといることに決めました。もっと早い時間に会場に到着していれば、各ステージを観に行きたかったところですが。
そして、折角ならステージを間近で観たいとグラウンドのアリーナに移動。

SEKAI NO OWARIのステージが始まりました。
感想は、詩曲が良く、楽曲の情報量が多く、テクニカルだと思いました。
大人気であることも当然でしょうと思います。素晴らしいライブでした。

– SEKAI NO OWARI setlist –

1. 炎と森のカーニバル
2. Witch
3. 虹色の戦争
4. RPG
5. Habit
6. RAIN
7. Umbrella
8. ターコイズ
9. Dragon Night


次はFall Out Boyのステージです。個人的にはヒット曲の何曲かは聴いたことがあるものの、あまり知らなかったバンドです。演奏が始まると、バンドはそんな自分にも届く熱いロックを聴かせてくれました。周りの観客はコールアンドレスポンスもバッチリです。僕もサマソニの後はApple MusicでFall Out Boyの曲をよく聴くようになりました。

– Fall Out Boy setlist –

1. Love From the Other Side
2. The Phoenix
3. Sugar, We’re Goin Down
4. Uma Thurman
5. A Little Less Sixteen Candles, a Little More “Touch Me”
6. Grand Theft Autumn/Where Is Your Boy
7. Thriller
8. Hold Me Like a Grudge
9. This Ain’t a Scene, It’s an Arms Race
10. Dance, Dance
11. Immortals
12. My Songs Know What You Did in the Dark (Light Em Up)
13. Thnks fr th Mmrs
14. Centuries
15. Saturday


そして出演者毎に観客の入れ替わりを繰り返した結果、Blurの出演前には僕もステージにかなり近い位置まで移動できました。
時間は19時頃、外気はかなり涼しくなったものの、人で充満した空間は熱気が凄く、個人的な感覚としては、頭より上は涼しく、頭より下は暑いという状況に。
そして前も後も大勢の観客で、その場から離れようと思えば、周りも通してくれますし、出ることは可能ですが、心境的にはかなり窮屈な感覚でした。周囲も不安そうなムードが漂っていたと思います。

ですが、Blurが登場し演奏を開始すると即熱狂の空間に。音楽の持つ力を強烈に実感した瞬間です。
他の人の心境は実際には分からないところですが。

– Blur setlist –
1. St. Charles Square
2. Popscene
3. Beetlebum
4. Goodbye Albert
5. Trimm Trabb
6. Villa Rosie
7. Coffee & TV
8. Country House
9. Parklife
10. To The End
11. Barbaric
12. Girls & Boys
13. Advert
14. Song 2
15. The Heights
16. This Is A Low
17. Tender
18. The Narcissist
19. The Universal

1曲目は最新アルバムより”St. Charles Square”、印象的なイントロに若干ハードな曲調、ライブ向けの楽曲で盛り上がります。2曲目は”Popscene”で個人的に好きな曲です。Blurは”SONG2″しかり、スピーディーな爽快ポップパンク的な曲もカッコ良いです。
3曲目は”Beetlebum”でこの辺りから僕はリアルタイムでBlurを聴き始めました。最新の音楽シーンをチェックして、MiniDiscで注目曲を録音している友人がいて、”Beetlebum”を聴かせてもらったような。昔の話過ぎて事実と違ったかもしれませんが、その時期に聴いたのは間違いないです。その友人にはForest for the Treesの”Dream”やDavid Bowieの”Little Wonder”も聴かせてもらった記憶があります。
結構イケてる選曲かも・・。
それから後追いでアルバム「Parklife」からBlurをしっかり聴くようになりました。
強力な曲が続きますが、ここから先は特に印象的だった曲について書きます。

7曲目は”Coffee & TV”でGraham Coxonがボーカルを担当し、大歓声があがります。
ポップでフォークソング風、暖かく良いメロディーです。可愛らしいMVが思い出されます。
8曲目の”Country House”や9曲目の”Parklife”はコーラス部分も強力に記憶に残るBlurの有名曲です。
10曲目の”To The End”は初めて聴いた時に、お洒落で良い曲だなぁと感嘆した記憶があります。
ライブの場では更に大きなスケールで演奏されて感動します。
12曲目の”Girls & Boys”もアルバム「Parklife」収録のヒット曲で大盛り上がり、独特の異次元的ポップ空間を作り出す凄い演奏です。”Girls & Boys”と”Popscene”のbassはとてもカッコ良いです。
14曲目の”Song 2″はリリースして間もなくBlurの代表曲的なポジションを獲得していると思われるスピーディーな爽快ポップパンク的楽曲で、”Woo-hoo”の箇所は大勢の観客も一緒に歌います。当然大盛り上がりです。
16曲目の”This Is A Low”はコーラス部分が壮大でライブのフィナーレにも似合う曲、2003年のサマソニのラストで演奏された記憶があります。スタジアムという場でもよく嵌る強力な曲が続々演奏されて、色々な思い出も相まって感動の連続でしたが、更に17曲目に演奏されたのは”Tender”です。
同曲を収録したアルバム「13」は自分が音楽を特によく聴いていた時期にリリースされたアルバムで、”Tender”の演奏には心から深く感動しました。ゴスペル的なソウルフルな曲調。Damon Albarnの歌声が夜空に溶けていくようで忘れられない時間でした。
そして18曲目の”The Narcissist”は最新アルバムの1stシングルですが、イントロが始まった時の爽やかで鮮やかな感覚が凄かった。今日のBlurのライブでも特別な瞬間の一つでした。本曲を聴くと個人的に「2023年を彩る最高のサマーソング」的なキャッチコピーを考えるほどで、これからBlurのライブにおいて定番となっていくのだろうと思います。
19曲目ラストの “The Universal”はアルバム「The Great Escape」収録、独特のBlurらしいセンスと壮大な曲調で感動の大団円となりました。

ここで僕はサマーソニック東京2023 1日目のライブ鑑賞を終えました。
振り返ると4組のライブ鑑賞として、1日当たりのライブ鑑賞時間はあまり長くなかったかもしれませんが、2days参加すること、猛暑の中であることを考えると、十分に楽しめたと感じています。
そして、素晴らしい時間を瞬間でも体験できて、その時間を特別と思えるなら、大きな成果と言えるのではないでしょうか。

結果的にBlurのライブだけ長文となりましたが、それは僕がBlurの全アルバム、殆どの曲を聴いてきたからです。出演者、観客は皆が思い思いの時間を過ごされたことと思います。
それから、猛暑の厳しい状況でもあり、体調を崩された方も多かったと思いますので、僕も翌日に向けて早く帰って早く休もう、と帰りはそんな心境でもありました。




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